ファミコン版「不如帰」-攻城戦がまだるっこしいけど奇襲最強
2016/10/01
ファミコン版「不如帰」も確か、小学生の頃にプレイした記憶があります。難易度としては独眼竜政宗よりも上がっていて、いろいろ苦労したはずです。
今にして思ってもいい戦国シミュレーションゲームで、最近になってリメイクされたりしてるくらいです。私はファミコン版の方が好きですが。
■けんしん
なんとなく昔から謙信派でした。だいたい戦国シミュレーションゲームプレイヤーは、上杉・武田・北条のどれかか、大友・龍造寺・島津のどれか派だったりします。やっぱり三つ巴って燃えるんでしょう。
なので私ももっぱら謙信でプレイしたとは思うんですが、あんまり強いと感じた記憶はないです。
大名武将は最初にパラメータを設定しますので、そのせいかもしれません。
■ちまちまちまちま
不如帰は野戦と攻城戦に分かれてるんですが、いやぁもう、攻城戦がまだるっこしくて、直情的な小学生時代には苦痛でした。
小田原城の防御力は80とかあるんですが、これがどんなに頑張っても6とかしか一回の戦争では減らせないんですよ。しかも、まさゆきとかよしひさとかごく一部の優秀武将での話ですから、中堅武将だと3とかになります。
武将がへぼで1ずつだと気が狂いそうになって、力攻めしちゃいますよ。すぐに後悔するんですが。
まぁ小田原城ですから、仕方ないのかもしれません。
それまでにプレイしたファミコンの戦国シミュレーションゲームでは、勝てば一気に国がとれましたから、当時だとやはりめんどくさかったです。
■きしゅう最強
ところがまだるっこしい籠城線と違って、野戦はダイナミックなんです。戦いは数だよと言う台詞もありますが、数でも勝ち武将の能力でも勝ってるはずでも、奇襲を受けて敗走することがあります。
あれはどんな仕組みだったんでしょうね。あの当時では仕組みがよくわからず、なんとなく突撃したり奇襲したりしてるだけでしたが。
不如帰の戦争で特徴的だったのは、士気というパラメータがあったことです。士気をなくせば勝ちという野戦ルールだったため、寡兵でも奇襲で逆転できてたんですね。これはなかなか斬新で、後年の戦国シミュレーションゲームとしては当たり前の要素になりましたが、ファミコン時代では珍しかったと思います。
■かんい
不如帰には謀反という名物があります。別に領地を攻め取らなくても、外交的に属国にすることができるんですが、しばらくすると謀反を超されて独立されてしまいます。
その、謀反率を下げるためには官位を与えるといいらしいんですが、高い官位を持つ大名は従属しづらいのです。
山城国を支配している大名は、各地の大名に官位を与えることができるので、謀反されないように配るじゃないですか。でも、そんなのお構いなしに謀反起こされるんですね。
なんだよっ結局戦争するしかないじゃないか! というジレンマに何度陥ったことか。しかし他国が外交で従属してくれた瞬間というのは、なんともいえないうれしい瞬間だったので、やっぱり従属のために頑張っちゃうんですが。
そういえば、10年以上後にプレイしたEuropa Universalis2でも外交で属国化するのが大好きでしたから、私はそういう性格なのかもしれません。
あと、このシステムのおかげで、当時の官位という制度を知ることができました。
ファミコンをはじめ、ゲームで知ることって多いですよね。
ヨーロッパの地理もHearts of Ironで学びましたし。